株主総会でした。
こんばんは。エシカルレザーSobagniの中村美由紀です。
今日は会社のことなのですが、ちょっぴり私情が入った内容になります。
どうしても今日、書き留めておきたいと思いました。
今日、6月21日はSobagniを運営する「共和レザー株式会社」の株主総会がありました。
この日、取締役の人事異動が発表されます。
Sobagniは立ち上げるまでに5年ほどの時間がかかっています。
6年ほど前、私を含めた5人程度の何気ない雑談から開始した取り組み。
自社の素晴らしい素材を自動車だけじゃなく、もっと多くの方に知ってもらいたい。
身近なものにすることで社員が自社製品にもっと愛着が沸くのではないか。
会社を有名にしたい。そんな思いからスタートしました。毎週一時間だけみんなで集まって次週までにやることを決め、それぞれが持ち帰って空き時間で取り組む。そんなスタートでした。
まず最初にやったのが、産学協同プロジェクト。学生さんに素材の勉強をしていただき、エシカルレザーを使ったバッグを作って商品化。
そのあとはお客様にお配りするノベルティを作り、配布。
それが少しずつ、社内外の注目を浴びるようになり、
一年前にSobagniを立ち上げることができました。
会社では誰もやったことのない取り組み。本来の仕事とも全く関係のない取り組み。
自動車メーカーさん相手の仕事で、全く畑違いのことをやることは、会社にとって
大きなリスクが伴います。
今あるお客様に迷惑にならないか、畑違いのことをして新しいお客様にも迷惑が掛からないか。そんな話をだいぶされました。
現状を良しとする考えなら、何も起きていなかったと思います。
ただ、その都度アイデアを出し、企画書を書いて、こんなことがしたい
もっとたくさんの人に素材の良さをわかってほしいからです。ということを
お話ししたとき「面白いじゃないか、やってみろよ」と常に背中を押してくれた
上司がいました。Fさんがいたから今がある。
その上司が今日の株主総会で退任されることになりました。
思えばそのずっと前から、私は仕事がつまらなくて
思いはあっても意見が通るような組織ではなくて半分腐ってた時に
自分の上司になった方。
それから、私にたくさんの機会を与えてくださって私はそれに応えようと
必死に仕事をしてきました。
Fさんがいたから今の自分がいます。
そして今日退任のご挨拶をされ、大変うれしい言葉をみんなの前で話していただきました。
僕がここに来たときはとっても暗くて地味だった。
みんなはポテンシャルを持っている。だけどうまく出せていないと感じていた。
そんな時中村さんが自主的に意見を出しながら取り組んできたことが
Sobagniの立ち上げにつながり、今がある。
双方向のコミュニケーションは大事。上司から言われるばかりではなく意思をもって
自分の意見をどんどん出していこう。上司は部下が意見を言いやすい環境を作ろう。
明日から、子会社の社長になられます。
直接の上司ではなくなってしまいますが、是非また一緒にお仕事をさせていただける
よう仕組んでいきたいと思っています。お会いした時にはいいご報告ができるよう、より一層頑張っていくことを誓います。
本当にありがとうございました。