合成皮革はボロボロにな…らない?
皆さんこんにちは。Sobagniの中村美由紀です。
早速ですが、タイトルにある「合成皮革はボロボロになるもの」と思っていませんか。
ほとんどの方がそう思っていらっしゃると思いますし、ネットで調べても
そんな情報しか出てきません。かなしい…。
久しぶりにクロゼットから出したバッグがボロボロにはがれてしまって使えない!
とか、ぺたぺたしてきた!とか
バッグの内側だけボロボロ…とか
誰しも一度は経験あると思います。
そんな時「合皮ってこうだからしょうがない」とあきらめませんでしたか。
そうなんです。一般的にはそう思われています。
一般的には…。
私も高いセレクトブランドのパンプスだから大丈夫だろうとセールで出ていた
色違いの合皮パンプスを3つまとめて購入したことがありました。
セールといっても一足13,000円くらい。まぁまぁいい値段です。
ところが、購入して2か月くらいでポロポロ表面がはがれてきて
さすがにクレーム入れようかと思った程でした。だって2か月ですよ?
合成皮革のボロボロは「加水分解」という現象です。
この加水分解は合成皮革ができた瞬間から「劣化」が始まります。
空気中の水分と結合してボロボロになってしまうんですね。
ただ、ちょっと待ってください。
私たちソバニのエシカルマテリアルは一般的に言う「合成皮革」ですが
自動車の座席シートやドアトリムなどに使われています。
自動車の座席シート…こんな風にボロボロになっているのを見たことがありますか?
自動車って10年以上皆さん乗りますよね?
合成皮革はポリエステルなどの生地に、ポリウレタンなどの樹脂を貼り付けて作られています。ボロボロになる素材も、Sobagniの素材もどちらもポリウレタン樹脂です。
え?同じなの?
実はポリウレタンにも種類があるのです。
ポリエステル系ポリウレタン
ポリエーテル系ポリウレタン
ポリカーボネート系ポリウレタン
Sobagniの素材はポリカーボネート系ポリウレタンを使用。
他の樹脂よりも高価ではありますが、10年以上も加水分解しない素材です。
実際に当社の劣化促進試験機で他社製品と同時に試験したものがあります。
ジャングル試験という試験で湿度95%、温度75度の環境下に入れる試験です。
1週間入れておくと、約一年分の劣化促進を行うことができる試験です。
下の画像をご覧ください。
同時に入れて10週間入れたものです。10年間の劣化試験をしたということになります。
左の他社製品は、実際には3週間ほどでポロポロしてきました。
10年たってもSobagniのバッグはきれいなまま。
これがSobagniのマテリアル。Sobagniの商品はすべてこのポリカーボネート系ポリウレタンを使用しています。
擦れや傷にも強く、水にも強い
汚れにも強い設計なので、ずっときれいで長持ちです。
ネット記事で「合皮 ボロボロ」を目にするたび
多くの方に知っていただきたい。お伝えしたい。と思うのです。
本当のサスティナブルは長持ちすること。捨てることを減らすこと。
是非とも多くの方に知っていただきたいのがSobagni のエシカル素材です。
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